PC-BSD 8.1 を使って ZFS boot な FreeBSD をインストールする 〜補足〜

– [「PC-BSD 8.1 を使って ZFS boot な FreeBSD をインストールする」](http://lovepeers.org/2010/11/16/install_zfs-boot-enabled-freebsd_using_pcbsd/)

の落穂拾い。

## PC-BSD のインストーラ実行中にコンソールを使う
PC-BSD のインストーラを実行中、Ctrl+Alt+F2〜F6 でコンソールに切り替えられます。
まぁ、ふつーにXの仮想コンソールの切り替えですね。
戻る時は Alt+F7 です。

コンソールでログインするためのユーザ名は root、パスワードはなしです。

## インストールログ
/tmp/.pc-sysinstall/pc-sysinstall.log に吐き出されます。
インストール実行中は、コンソールに切り替えて tail -f でログを見ておくと良いです。
インストールに失敗するとログを表示してくれるんですが、
その画面が見づらいので…

## インストールログの転送
ログに日本語が混ざるとGUIの方でも文字化けしてしまうので、
真面目に調べようと思ったら以下の手順でログを別のマシンに転送する必要があります。

1. コンソールからログイン
2. ifconfig でネットワークインターフェースの名前を調べる。ちなみに私の環境では em0。
3. DHCPサーバがいる環境では、dhclient em0 を実行。なければifconfigで手動でIPを振る。
4. rsync で pc-sysinstall.log を別のマシンに転送。

scp がないけど rsync はある、というのがミソかな。

## ZFS上にスワップを作成する
– [FreeBSD Daily Topics 2010年4月16日 ZFSにスワップ領域を作成する方法](http://gihyo.jp/admin/clip/01/fdt/201004/0016)

PC-BSD をインストーラとして ZFS only な FreeBSD をインストールした場合、
スワップは自動的には作成されないので、上記記事に従って手動で作成します。

# zfs create -V 16G tank0/swap
# zfs set org.freebsd:swap=on tank0/swap
# zfs set checksum=off tank0/swap

再起動しないとスワップとして認識されないみたいなので、
インストール終了後、再起動する前に
コンソールに切り替えて実行してしまうのが吉。

## 言語を日本語にした時の注意点
インストーラの言語を日本語にしてインストールした時、
「ZFSプールタイプ」を「基本」にするとインストールに失敗します。
pc-sysinstall.log を見ると、

Running: zpool create -m none -f tank0 ad0p2 基本
cannot open ‘基本’: no such GEOM provider
must be a full path or shorthand device name
Error 1: zpool create -m none -f tank0 ad0p2 基本

と出てるので、何だかなぁ\(;゚∇゚)/ って感じですが…
どうやって直すか調べるのも面倒なので、英語でインストールしてしまいましょう。

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