PC-BSD 8.1 を使って ZFS boot な FreeBSD をインストールする

PC-BSD と言えば、 FreeBSD をベースにしてより優れたデスクトップ環境を提供する プロジェクトと一般に認識されているわけですが、 実は PC-BSD 8.0 以降では FreeBSD の GUIインストーラとしても動作するようになっています。

  1. PC-BSD 8.0登場、FreeBSD 8.0インストーラ
  2. EuroBSDCon2010 – PC-BSD 9はKDE、GNOME、XFce4に対応

FreeBSD のインストーラではなく PC-BSD をインストーラとして使う利点として一番大きいのは、 ZFS、UFS、UFS+Softupdates、UFS+SUJ といったファイルシステムに対応していることでしょう。

PC-BSD 8.1 ではルートパーティションをZFSに出来る(ZFS root)だけでなく、 ZFS対応のboot loaderをインストールすることも出来、 完全に「UFS free」な環境を手軽に作ることが出来ます。 また、zpool mirror、zpool raidz などの構成も、 インストーラで選択するだけで簡単に作ることが出来ます。 FreeBSD で ZFS を使うのであれば、PC-BSD 8.1 をインストーラとして使うのが 一番お手軽で良い方法だと思います。

ただし、パーティションの構成以外、ユーザ追加以外の設定は、 まだほとんど出来ないという状態です。 例えばネットワークの設定画面はなく、自動的にDHCPになってしまいます。 まぁ、インストール後に /etc/rc.conf を編集すればいいだけなんですが、 まだまだ「初心者にオススメ」とは言えないな、という感じです。 この辺はそのうち改善されていくことでしょう。

インストール手順

ダウンロード

PC-BSD 8.1のダウンロードページ に行き、手近なミラーを選択してインストーラをダウンロードします。

起動

インストーラを起動すると、どこかで見た画面が上がってくるので、 「1. Boot Installer [default]」を選択します。

PC-BSD 起動画面

PC-BSD 起動画面

言語選択

インストーラのOSが上がってくると、言語の選択画面になります。

言語選択画面

言語選択画面

ちゃんと「Japanese」も選択出来、選択するとこれ以降のメニューが日本語に切り替わります。

言語選択画面(日本語選択後)

言語選択画面(日本語選択後)

キーボード選択

次はキーボード選択画面。ここでも英語キーボードだけでなく日本語キーボードが選択可です。

キーボードの設定

キーボードの設定

インストールの種類の選択

次はインストールするもの、手段の選択です。 ここで「インストールするシステム」として「FreeBSD」を選択します。

インストール方法

インストール方法

ディスクの設定

次がいよいよパーティションの設定です。 まず、「ディスクレイアウトの設定」を「ディスクパーティションの手動設定(上級者向け)」 に変更します。次に、その下の画面の「+」をクリックします。

ディスクの設定

ディスクの設定

すると、パーティション設定画面が表示されるので、まず種類を「ZFS」にします。 次に「ZFSプールタイプ」を選択します。「mirror」「raidz」なども選択可能です。 「mirror」「raidz」など、複数台のHDDを使う構成の場合は、 「追加可能なZFSプールデバイス」で2台目、3台目のHDDを選択します。

ディスクの設定(2)

ディスクの設定(2)

最後に、「ZFSファイルシステム/マウントポイント」のところで「追加」をクリックし、 ファイルシステムを追加します。最低でも「/」(ルートパーティション)は必要です。

すべて設定したら、「保存」をクリックします。

そんな設定で大丈夫か?

そんな設定で大丈夫か?

なお、「ディスクの設定」画面から「次へ」をクリックすると、 「スワップ空間が設定されていませんが、続行しますか?」と出ますが、 ここは構わず「Yes」を押します。 本当はswapの設定が出来れば良いのですが、やり方がわからないので…

ユーザーの作成

次は root パスワードの設定およびユーザーの作成です。 必要なユーザーを追加しましょう。

そんなパスワードで大丈夫か?

そんなパスワードで大丈夫か?

タイムゾーンの設定

「Asia/Tokyo」を選択します。また、この画面でNTPを有効にすることが出来ます。

そんなタイムゾーンで(ry

そんなタイムゾーンで(ry

オプション機能を選択

ports や src をインストールすることが出来るみたいです。

オプション選択

オプション選択

インストール前の最終確認

ここまで来ると、今までの設定内容の確認画面が出ます。 確認後、問題なければ次に進みましょう。

インストール開始

インストール開始

インストール完了

しばらく待つと「インストール完了」の画面が出ます。 お疲れ様でした!

乙ですた

お疲れ様でした

インストールログ

インストール後の /root/pc-sysinstall.log に インストール時のログが記録されています。 これを見るとわかるのですが、パーティション関係の操作は すべて gpart で出来るようになってるんですね。

Running: find-update-parts
mount: no : No such file or directory
kern.geom.debugflags: 0 -> 16
Deleting all gparts
Running: dd if=/dev/zero of=/dev/ad0 count=3000
3000+0 records in
3000+0 records out
1536000 bytes transferred in 0.267599 secs (5739929 bytes/sec)
Cleaning up ad0
Running: dd if=/dev/zero of=/dev/ad0 count=2048
2048+0 records in
2048+0 records out
1048576 bytes transferred in 0.150276 secs (6977659 bytes/sec)
Running gpart on ad0
Running: gpart create -s GPT ad0
ad0 created
Running: gpart add -b 34 -s 128 -t freebsd-boot ad0
ad0p1 added
Stamping boot sector on ad0
Running: gpart bootcode -b /boot/pmbr ad0
ad0 has bootcode
Running: gpart add -s 20475M -t freebsd-zfs ad0
ad0p2 added
Running: gpart bootcode -p /boot/gptzfsboot -i 1 ad0
NEWFS: /dev/ad0p2 - ZFS
Running: zpool create -m none -f tank0 raidz ad0p2 ad1 ad3
Running: zfs set atime=off tank0
Running: zfs set mountpoint=/mnt tank0
Running: zfs set atime=off tank0
zfs create -p tank0/usr
Running: zfs create -p tank0/usr
Running: zfs set mountpoint=/mnt/usr tank0/usr
Running: zfs set atime=off tank0/usr
zfs create -p tank0/var
Running: zfs create -p tank0/var
Running: zfs set mountpoint=/mnt/var tank0/var
Running: zfs set atime=off tank0/var
FOUND DVD: /dev/acd0
pc-sysinstall: Starting Extraction
pc-sysinstall: Extraction Finished
Running chroot command: /usr/bin/cap_mkdb /etc/login.conf
Setting em0 to DHCP on the system.
Setting hostname: freebsd-1529
Setting root password
Running chroot command: cat /.rootpw | pw usermod root -h 0
Running: rm /mnt/.rootpw

追記

FreeBSD Daily Topics で取り上げていただきました。ありがとうございます。

諸々補足

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