HP LO100 の仮想コンソールにつなげなくなった時は
HPのローエンドサーバの一部機種には [LO100](http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/product/hardware/option/ilo/lo100c.html)というリモート管理用のコントローラがついていて、これを使うとリモートから仮想コンソールにアクセス出来るので非常に便利です。sshアクセス出来なくなった時のトラブル対応はもちろんのこと、仮想CD-ROMドライブを使ってリモートからOSインストールなんてことも出来たりします。
そんな便利な LO100 なんですが、仮想コンソールにアクセスしようとすると “Invalid Username/Password” というエラーメッセージが出て、接続出来なくなることがよくあります… 一応サーバの電源を抜き差しすれば直るので、そのために何度もデータセンターに走ったことがあったんですが、電源抜き差しのためだけにデータセンターに走るのも嫌なので(だいたい忙しい時に限ってこの手のトラブルが起こる 🙁 )、調べてみたところ、対策を見付けました。
– [problem with management card ProLiant ML110 G5 LO100 Integrated Remote Console](http://forums11.itrc.hp.com/service/forums/questionanswer.do?threadId=1404325)
LO100 から mahogany.jar をダウンロードして、それを直接起動すればよいということです。LO100 のURLを http://lo100.examples.com/ とすると、こんな感じ:
wget http://lo100.examples.com/mahogany.jar –user=admin –password=adminpwd
ただし、環境によっては mahogany.jar を起動しても以下のようなエラーで起動出来ないことがあります。
Name: com.serverengines.mahogany.MahoganyViewer
Java.lang.NullPointerException
その時には、次のように .jar を展開してやればオッケー
(“[Can not use the Virtual KVM/Media viewer (Lights-Out 100 card on ProLiant ML115)](http://forums13.itrc.hp.com/service/forums/questionanswer.do?admit=109447627+1288188723223+28353475&threadId=1204434)” より)。
1. unzip mahogany.jar で mahogany.jar を展開
2. 展開すると mahogany-plugin.jar というファイルがあるので、それも同じディレクトリで同様に展開する。
3. java com.serverengines.mahogany.MahoganyViewer で mahogany を起動
ちなみに、プロトコル的には VNC のようで、5900/tcp を使ってます。なので、接続先サーバがファイアウォールの向こうにある場合は(ふつうそうだと思うけど) ssh で 5900/tcp を port forwarding してやればオッケーです。ただ、ふつうのVNCとはちょっと違うみたいで、TightVNC で接続しようとすると “Not a valid VNC server” と言われて蹴られました。